A子介護職未経験・無資格でも、パートで働ける?



資格なしで働く場合の注意点が知りたい
未経験・無資格から介護職を目指す人のなかには、上記のような悩みがある方もいます。
本記事では、未経験・無資格でもパートで働ける理由を解説します。資格なしで働く場合の3つの注意点や職場も選び方も解説するため、ぜひご覧ください。
介護職は未経験・無資格でパートでも働ける!
介護職は、未経験・無資格でもパートで働くことが可能です。実際に、介護転職サイト「カイゴジョブエージェント」では、公開求人数約18,000件のうち、介護職員・パート/アルバイト・無資格・未経験歓迎で、約960件もの求人がヒットしました。(2026年6月時点)
なお、パート/アルバイトでなく「正社員」であれば、求人数は約2,200件に増えるため、選択肢は広がります。
参照:カイゴジョブエージェント
介護資格なしで働く場合の注意点3つ
介護職は、資格なしでも働き始められるものの、以下3点に注意が必要です。
- 働きながら「認知症介護基礎研修」を受講する必要がある
- 訪問介護では働けない
- 転職先での仕事内容を確認する
働きながら「認知症介護基礎研修」を受講する必要がある
無資格OKとしている職場であっても、入職後に「認知症介護基礎研修」を受講する必要がある点に注意が必要です。認知症介護基礎研修とは、介護現場で認知症の方に関わるための基礎的な研修であり、2024年4月から本格的に義務化されました。
認知症介護基礎研修は、新規採用・中途採用を問わず、入職後1年間の受講猶予期間があります。そのため、入職時は無資格であっても、1年以内に認知症介護基礎研修を受講する必要がある点に注意しましょう。
なお、認知症介護基礎研修は6時間程度の受講時間で修了できます。同じく、介護資格のなかでも入門資格の位置づけである「介護職員初任者研修」は取得まで最短1か月程度かかるため、比較的取得しやすい資格といえるでしょう。
訪問介護では働けない
原則として、利用者宅へ直接訪問して介護サービスを提供する「訪問介護」において、無資格者は働けません。そのため、介護資格なしで転職先を選ぶ際は注意が必要です。
有資格者の監督なしで、排泄介助や食事介助などの身体介護を単独で行うには「介護職員初任者研修」以上の資格が必要です。無資格者が1人で訪問介護サービスを提供した場合、事業所は指定取り消しをはじめとする行政処分を受ける可能性があります。
なお、掃除や洗濯、料理などの生活援助は「生活援助従事者研修」を修了すれば、サービスを提供することが可能です。しかし、訪問介護のパートにおいて生活援助は、身体介護と比べて時給が低い傾向があるため、今後のキャリアや資格取得にかかるコストも含めて検討する必要があります。
転職先での仕事内容を確認する
介護資格なしで転職する場合、応募先の仕事内容をよく確認したうえで転職を決めましょう。
介護の現場で働く職種のなかには、介護職のほかに「介護助手」という仕事という仕事があります。介護助手とは、介護職が専門性の高い業務に専念できるように、食事の配膳・下膳やベッドメイキング、掃除などを担います。
介護助手は無資格で働けるものの「介護職として転職したつもりだったのに、介護助手として採用されていた」といったことも起こり得ます。加えて、介護助手はパート・アルバイトの求人が大半のため、介護職としてパートで働きたい方は、特に注意が必要です。
介護職として資格なしで働き始めたい方は、応募先の仕事内容や採用される職種などを確認し、希望どおりの職場へ転職しましょう。
無資格・未経験の介護職パートの求人例
ここでは、無資格OK・未経験歓迎・介護職パートの求人例を紹介します。求人探しの参考にご覧ください。
【職種】介護職員・ヘルパー
【施設形態】デイサービス
【雇用形態】パート
【勤務地】神奈川県・横浜市
【仕事内容】デイサービス事業所における介護業務全般
【勤務時間】8:30~17:30、9:00~18:00、または8:30~18:00の間で3時間以上
【給与】時給制:1,225円~1,476円
(平日・土曜:1,225円-1,376円、祝日:1,325円~1,476円)
【資格】未経験者・無資格OK
【福利厚生】雇用保険・労災保険・健康保険・厚生年金
※非常勤職員は勤務時間により社会保険加入の有無を決定


【介護職】無資格・未経験での職場の選び方
無資格・未経験で介護職を目指す場合、希望ごとに以下のような職場がおすすめです。
- 日中に仕事したいなら「デイサービス」
- 身体介護を習得したいなら「特別養護老人ホーム(特養)」
日中に仕事したいなら「デイサービス」
無資格・未経験で日中に働きたいなら「デイサービス」がおすすめです。デイサービスは日中のみ営業している事業所が多く、夜勤なしの職場がほとんどです。日中勤務が基本のため、生活リズムを崩さず仕事できます。
また、仕事内容はレクリエーションや食事介助、入浴介助、排泄介助、送迎などがメインです。介護の基本業務を一通り経験できるだけでなく、自宅で生活する高齢者が通うため、特別養護老人ホームなどと比べると利用者さまの要介護度も低いです。そのため、体力的に不安があっても続けやすいでしょう。
身体介護を習得したいなら「特別養護老人ホーム(特養)」
特別養護老人ホーム(特養)は、おもに要介護度3~5の高齢者が生活する施設です。身体介護の比重が高いため、無資格・未経験から身体介護を習得したいなら「特別養護老人ホーム」への転職がおすすめです。
特別養護老人ホームの仕事内容は、食事介助や入浴介助、排泄介助に加え、ベッド・車椅子間の移乗介助の頻度が多いのが特徴です。介助量が多く、体力的な負担が大きいといえます。
しかし、未経験から最初に特別養護老人ホームへ転職して身体介護を学んでおけば、今後転職する際の選択肢は一気に広がります。たとえば介護職員初任者研修を取得して「訪問介護」へ転職する場合、身体介護にも対応できれば、給与は高くなる傾向があります。
また「未経験」という状態で特別養護老人ホームへ転職すれば、OJTや先輩のフォローを受けながら身体介護を学べる可能性が高いです。これは、介護未経験者ならではの特権です。
残念ながら介護現場のなかには、教育体制が不十分な職場も少なくありません。そんな職場に”介護職経験者”という肩書きで転職すると「身体介護もできると思った」という理由で放置されてしまう可能性も否めません。
もちろん、次の転職時に教育体制が手厚い職場を選べれば問題ありません。しかし、転職前に完全に見極めることは難しいことから、身体介護の技術も身につけたい場合は、未経験から技術を磨ける特別養護老人ホームへの転職をおすすめします。


まとめ
介護職は、未経験・無資格でもパートで働くことが可能です。しかし、注意点も少なくないため、転職時には情報収集したうえで応募先を決めることが大切です。
以下の記事では、介護職未経験者向けの転職サイトを紹介しています。1人での転職活動が不安な方は、ぜひプロの力を借りることも検討してみてください。




