介護記録の書き方がわからず、毎回時間がかかってしまう…
先輩の職員に書き方を聞いても「他の人が書いたのを読んでください」と言われ、困っている…
経験が浅い介護士の方のなかには、このような悩みがある方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、介護記録の書き方を学ぶのにおすすめの本3選を紹介します。介護記録が書けないとお悩みの方は、ぜひご覧ください。
イラストでわかる 介護記録の書き方
まず、始めにおすすめするのは「イラストでわかる 介護記録の書き方」です。
この本は、筆者が介護士になりたてで記録ばかりに時間がかかってしまい、悩んでいたときに出会った1冊です。
介護現場の場面別に「良くない記録の例」と「良い記録の例」が記載されているので、どこを改善すべきか一目でわかります。
また「食事の場面」「入浴の場面」「医療的ケアの場面」など、介護現場で遭遇する場面別に観察すべきポイントがわかるのも嬉しいポイントです。たとえば食事の場面では「適切な姿勢・動作で食事できているか」「食事の形態は適当か」といったポイントが記載されているため、初心者が陥りがちな「どこを観察すべきかわからない」という悩みも解消できます。
施設における介護記録の書き方だけでなく、デイサービスや在宅の記録の書き方も網羅しているため、幅広い職場で活用できる本です。
実際にこの本で学んだあとに、食事の際にいつも右手でスプーンを持っているご利用者さまが左手でスプーンを持っていることに気付き、医療職へつないで受診していただきました。すると硬膜下血腫と診断され、入院される運びとなりました。
記録の基本的な書き方だけでなく、観察ポイントまでわかるため、介護初心者の方に特におすすめの1冊です。
目で見てわかる 介護記録の書き方
次におすすめなのは「目で見てわかる 介護記録の書き方」です。
こちらも先ほどの本と同様に、観察ポイントも記載されています。特徴的なのは「特変なし」と書かざるを得ない場合の書き方もフォローしている点。さらに、ケアカンファレンスや研修記録のまとめ方なども網羅しているため、現場以外の書類作成にも役立ちます。
そのまま書ける! 早引き 介護記録の文例・表現事典
最後に紹介するのは「そのまま書ける! 早引き 介護記録の文例・表現事典」です。
こちらは、用語を入れ替えるだけでそのまま使用できる文例が豊富です。そもそも介護記録とはなにかといった基本的な部分から、わかりやすく正確に記録を書くためのコツまで解説しているため、基礎的な部分から見直したい方におすすめの1冊です。
まとめ
介護記録は、いざというときに介護士を守ってくれる重要な文章です。紹介した本も参考にして書き方を見直し、よりよい介護記録を書いていきましょう。
また、以下の記事では、介護の現場で役立つ知識や技術を動画で学べるオンラインセミナーについて紹介しています。介護関係の勉強ツールをお探しの方は、ぜひあわせてご覧ください。